私がこれから1年間お世話になる語学学校における生活は、毎日が刺激的で、初めての経験が多い、文字通り波乱万丈の日々でした。
現地での生活を始めた私が最初に驚いた事は、日本人留学生の数です。
私が留学をしていた当時から、セブ島は日本人にとって大人気の観光地でもあり、留学先でもありました。
しかしセブ島の空港に着いた時には、あまりにも周りに見慣れた顔が多かったので驚きを隠せませんでした。
一瞬間違えて日本に戻ってきてしまったのかと思った程です。
通常、英語圏の国に留学する際には、それなりに費用もかかってしまうのですが、私が実感した事は「圧倒的な費用の安さ」でした。
現地での生活を送る上で、どうしても生活物資の購入は不可欠になるので、ある程度余裕を持って貯金していたのですが、実際には1ヶ月間に、日本で言うところの1万円もかからずに生活している人もいたので、それには驚きました。
特に私のように語学学校に通いながら留学生活を送る人にとっては、安い費用でも十分に現地の人達との交流をする事が出来るので、セブ島での留学が日本人に大人気である理由もうなずけます。
またセブ島での語学留学をするプログラムは、多くの大学で取り入れられており、留学生達が気軽にセブ島に来れるように、最短で1週間程度の期間での留学が出来るプログラムも用意されていたのは印象的でした。
これだけ安い費用で、尚且つ手軽に英語圏での生活を体験する事が出来るという事もあって、セブ島に滞在している日本人の割合は数年前までは、外国人滞在者のうちの70%を超えると言われていました。
しかし現在では韓国などでもセブ島の人気が出てきて、ここ数年の間に韓国人の割合が上回ったそうです。
それでも日本人の多さは実感するほどでした。
またセブ島の語学学校での生活で一番驚いた部分と言えば、日本との文化の違いの大きさです。
私の場合は特に生まれてから一度も海外に出た事が無かったので、日本での文化や価値観が常識であり、世界中の人々もだいたい同じような感覚で暮らしているものだと信じ込んでいました。
しかし実際にセブ島に行った時には衝撃を受けました。
衝撃を受けた主な面は、主に生活環境面での日本との違いや、人々の毎日の暮らしや習慣などです。