2013.03~in Cebu

私がセブ島での生活を始めた時に、最も衝撃を受けた部分が「日本との文化や価値観の違い」でした。

衝撃を受けた部分を説明する際に、分かりやすい例えで言うと、まずセブ島の街中に入っていった時にすぐ分かりました。
空港の周辺地域は、流石に警備上の問題からもインフラ整備はある程度整えられているのですが、ちょっと街中に入っていくと、そこには日本では体験出来ないような光景が広がっていたのです。

まず私が直感的に思った事は、セブ島の建物が日本に比べて随分と貧相に見えたのです。
これはセブ島の人には失礼な事かもしれませんが、街中ではもう廃車間近のような状態で走る車が沢山あるのです。

また歩道を歩くサラリーマンは、ほとんどの人がネクタイをつけていません。
これはあくまでも私が留学に行く前に、セブ島に対して抱いていたイメージですが、リゾート地として人気を集めているセブ島なだけに、インフラ面での整備もしっかり進んでいるのではないか、いやそれが当然であると思っていたのです。

しかしここが日本人の感覚と違うところです。
これからセブ島に行くという人に理解して頂きたい事は、日本は凄く恵まれた国であるという事です。

セブ島はここ数年でリゾート地として名を知らしめていますが、実際にはこの島の貧困の格差は大きく、まだまだ国全体としての経済は成長段階なのです。
日本は急速な経済成長をして以降、世界でもトップレベルのインフラ環境が整えられています。

したがって日本での清潔で整えられた生活に慣れている人の場合は、セブ島に来た瞬間に衝撃を受ける事でしょう。
しかしこれがセブ島の現実でもあります。
私が日本に帰国してから、この国毎によって異なる文化や価値観について調査してみたところ、セブ島よりも遥かに貧しい生活をしている人々が世界には沢山いらっしゃいます。

私にとっても、この世界の現実は、日本という1つの国の中に閉じこもっていては一生気づかないような内容でした。
テレビやインターネットの中では、世界には貧困問題を抱えている国や地域が存在するという事は知っていましたが、やはり現地で生でその光景を目にすると、ショックを受けました。
私はこのセブ島の現実を見て、自分も世界の経済について少しは関心を持って勉強してみようと思うきっかけを作る事が出来ました。


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