セブ島での生活をするようになってから肌身で感じている事は、
治安が良いという事です。
セブ島に来て4ヶ月になりますが、
随分と現地での生活には慣れてくる事が出来ました。
それと同時にセブ島の良さも沢山見えてきたのです。
セブ島が外国人観光客にリゾート地としての人気を拡大させている理由には、
この治安の良さというものも挙げられると思います。
通常、
日本から他の諸外国に渡った人の場合、
その国での治安の悪さに驚きを隠せない人もいるようです。
実は、
私の父と母も、
新婚の頃にイギリスに旅行に行った事があります。
両親もその時は、
初めての海外旅行だったという事もあって、
不安と期待を込めて行ったそうです。
しかし2人の場合は、
現地に着くまでが緊張の時間だったようで、
現地に着いた瞬間に一気に緊張感がほぐれたそうです。
そして私の母がお手洗いに行くというので、
近くのベンチで母1人が座っていた時に事件は起きました。
その時に一瞬の隙を突かれて、
母は所持していたキャリーバックを盗まれてしまったそうです。
しかしあまりにも急な出来事であった事と、
日本では考える事の出来ない程の治安の悪さに衝撃を受けたそうです。
その話を聞いていたせいか、
私もセブ島に行く時にはある程度気を引き締めていたのですが、
それほど警戒心を抱く事なく生活する事が出来ているので安心しはじめています。
やはり4ヶ月ともなってくると、
徐々にリラックスした生活が出来るようになってきました。
またこの頃に肌身で感じるようになった事のひとつに、
現地の人々の明るさや優しさです。
以前もお話しましたが、
セブ島はまだまだ貧困格差が大きいところなので、
貧しい生活を送っている人がまだまだ大勢いらっしゃいます。
しかしそんな貧しい生活の中でも、
人々は明るい笑顔で交流し、
いつの日にか大きく経済発展する日を夢見て、
皆でせっせと働いている光景が目に入ってきたのです。
この光景を見て、
私は涙が出てきました。
私はこれまでフリーターとして自由奔放な生活を送ってきたので、
そんな自分が情けなくなってきたのです。
環境的に恵まれない状況下で生活している人でも、
こんなにも生き生きと暮らす事が出来るのかと思うと、
「自分もこのままではいけない」と強く思うようになってきたのです。
セブ島での生活は、
徐々に私の心を揺さぶるようになってきていました。
このまま一生をフリーターとして過ごす事は、
あまりにも心苦しいと思うようになってきていたのです。